「訪問介護」に限ったことではありませんが、この仕事は、リーダーがやって示して同じことをやってもらうやりかたを持っていることが大切です。フットワークの軽さ、スピード性をもって「やり甲斐」を具体的に、人に見せてゆく必要があります。口先で命令するだけでは、「やらせ」であって「やらされる」側は「やってあげる」につながってゆくわけです。
「質」が始めにあって、少しずつ「量」になって行けば、それはコムスン的介護業界スタイルは生まれなかったのですが、組織を大きくするために、人を犠牲にしてはならないのです。確か、措置時代、お役所でも、福祉理念を持ち合わせない方が、リーダー役で君臨してやっていた時代と、まるで結果は同じことになります。先頭に立つ者の人間生活支援活動の統率力が、次代につなぐ一本の道でありたいものです。
組織活動コンサルタント原口一郎氏の言葉を借りるならば、リーダーシップの源は 「強制的、関係的 専門的、情緒的、地位的、好感的、情報的、実践的」 そして「人間性と」しての魅力もあります。どのような人にも欠点はあって、その欠点を補い合う関係性こそ介護の組織では大切でありましょう。
我が国の場合、利用者さんとご家族との対応の仕方も、ヘルパーさん一人では困難なケースが多く、継続してゆくためには、サービス提供責任者の中間管理職としての出番が必要です。訪問介護や居宅支援では長い期間一家にかかわり続けているうちに一種の慣れ合いが生じて、慣れから甘えに転じ、公私の区別がつかなくなる場合として、主任ヘルパーの危機介入を要します。